キャンパスの中核「南棟」を紹介します
ニュース掲載日:2018年09月28日
2018年2月に完成した南(S)棟が4月から稼働を開始した。南(S)棟のコンセプトと特長を紹介する。
コンセプトは“つなぐ”
南(S)棟を計画する際に重視したコンセプトは、さまざまなものを“つなぐ”ということ。
- 学生同士や学生と教職員など、「人をつなぐ」
- これまでの資産を将来に引き継ぐために、「伝統と未来をつなぐ」
- 地域に開かれ、環境を大切にすることを目指し、「大学と地域・環境とつなぐ」
この南(S)棟にはさまざまな“つなぐ”が表現されている。
Point 1 人をつなぐ
出会いや語らいの機会を創出し、コミュニケーションを高める動線や空間づくりの工夫
●研究実験エリア
研究室・教員居室ゾーンは、配置を工夫し上下の空間的なつながりを増すことにより、異なる研究室間のコミュニケーションを高める配慮をしている。
●教室
大きな講義室でも奥行を浅めにし、階段型にしたことで教員との距離が近くなり、密なコミュニケーションがとれるようになっている。
●コミュニケーション
学生部をはじめとする事務局や学生支援センターを5階に集中配置したことで、学生が授業間に移動する際に立ち寄り、職員とのつながりをもつことができる。保健室もこのエリアにあるので、気軽に健康チェックができる。
また、小規模なコミュニケーションスペースを各所に設けており、授業の合間の予習・復習や歓談など気軽に活用できる。
Point 2 伝統と未来をつなぐ
温故知新の精神で伝統を継承し、未来へとつなぐさまざまな工夫
●創造性開発工房 - Eiji工房
旧4号棟に設けられていた「工作実習工場」が、創造性開発センター内に「創造性開発工房」としてリニューアルした。優れた実習工場を設け活用することの大切さを説いた、本学創設者で初代理事長の豊田英二氏の精神を継承するため、その愛称を「Eiji工房」としている。
●建物デザイン
トヨタ創業の地「トヨタ産業技術記念館」のレンガ造りを彷彿させる建物デザインを踏襲している。南(S)棟の入り口は旧1号棟の雰囲気を再現したものである。
Point 3 大学と地域・環境とつなぐ
開かれた大学を目指し、自然および近隣街並みとの共生・融和に配慮
傾斜を生かした大階段や緑の小道は地域の方々の生活動線として利用していただくことを想定している。
南(S)棟の概要
教室 |
大型教室6室、中・小型教室8室 |
---|---|
研究実験エリア |
実験室19室、研究室15室 |
創造性開発センター |
創造性開発工房(愛称:Eiji工房)、教育実験室 |
学生支援機能 |
学生支援センター、保健室 |
会議室 |
ホール1室(96名収容)、会議室4室 |
教職員利用 |
事務局、学長室、理事長・常務理事室、教員居室28室 |
応接室 |
来賓室1室、応接室3室 |