豊田工大Release
豊田奨学基金研究賞(研究奨励賞)受賞者が決定しました
2022.03.29
前列左:ROCA,RonelChristian 助教、前列右:加藤康作 PD研究員
後列左から中川事務局長、安立専務理事、増田理事長、保立学長、大石副学長
ROCA,RonelChristian 助教(量子界面物性研究室)、加藤康作 PD研究員(光反応化学研究室)が豊田奨学基金 研究賞 研究奨励賞を受賞しました。
- 制度概要 将来の進展が大いに期待される萌芽的研究を行った教員およびポストドクトラル(PD)研究員に対し、さらなる研究推進の奨励を目的として授与する。
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受賞日 2022年3月11日
研究内容/受賞コメント(ROCA,RonelChristian 助教)
Nanostructures are very small-sized materials (1 nanometer = 0.000001mm) that have remarkable properties. In our research, we have tried to control the formation and assembly of nanostructures made from Indium Arsenide material. These nanostructures have a lot of potential applications for devices, ranging from lasers, solar cells, and others.
We hope that by better controlling the formation of these nanostructures, we can make even better devices in the future.
It is a great honor to have been selected for the award. This achievement is only possible with the continuous support and guidance of Prof. Itaru Kamiya. I know that I still have a lot more to learn, but with the help and collaboration with Professors in TTI, I believe we can achieve even better results in the study of these novel nanostructures.
研究内容/受賞コメント(加藤康作 PD研究員)
光触媒は環境問題の解決策として注目されていますが、その活性を向上するには光励起キャリアの挙動を理解することが英国威廉希尔公司_世界十大博彩公司-【首页】@です。しかし、光触媒粉末粒子の表面に多数存在する欠陥の影響がまだ十分に明らかにされていませんでした。本研究では赤外域から可視域、フェムト秒から秒に渡る広帯域?広時間範囲な過渡吸収分光により、欠陥は光励起キャリアの再結合を促進する効果だけでなく抑制する効果も合わせもつこと、また欠陥を制御することで光励起キャリアの大幅な長寿命化が可能であることを明らかにしました。
この度はこのような賞をいただき大変光栄です。本学着任後からご指導くださり本賞への推薦をいただきました山方啓先生、また本賞の審査をしてくださり貴重なコメントをくださいました審査委員の先生方に深くお礼申し上げます。3年前に着任して以来、本学の皆様からいただいた多大なるご支援のおかげで研究に集中して取り組むことができました。心より感謝いたします。