ユニークな授業科目
日本は、研究、開発、設計技術などの進歩により、工業国として著しい躍進を遂げましたが、中でも、生産技術の発展がもたらした影響は大きいと言えます。特に、"モノづくり"の大切さを重視する本学としては、将来技術者となる人は、いずれの専門分野に進むにしても、生産加工の原形を知っていることが必要と考えています。 そのため、「将来、自分は情報処理を専門にしたいから...」とか「開発、設計を希望するから...」という人も、区別なく"モノづくり"を体感するプログラムを履修しています。 頭だけで考えるのではなく、実際にやってみる姿勢、現場で働く人の気持ちも持ち合わせた技術者に育ってほしいからです。
また、こうした教育を実現するために、国内屈指の規模を誇るクリーンルームや専用の工作工場が充実していることも本学の特長です。
工学スタートアップセミナー 学部1年次:必修
産業技術記念館の見学をはじめ、豊田工業大学の建学の理念や教育?研究の特色を学び、大学での学修、研究、生活のあり方を理解します。また、創造力やチームで働く力を養うことを目的に、イノベーションコンテストなども実施します。
トヨタ生産方式概論 学部3年次:選択
トヨタ自動車から講師を招き、ものの作り方や仕組みが、安全、品質、リードタイムや原価と密接に関連性を持つことを学びます。講義、演習、ディスカッションに加え、作業改善の模擬体験も行い、理解を深めます。
学外実習 学部1年次:必修?学部3年次:必修+選択
学外実習Ⅰ [1年後期/4週間(必修)]
企業の生産工程における実作業(ライン作業など)の体験および生産工程実習を通して、工業と工学のかかわり合いを学ぶ。
学外実習Ⅱ(Ⅲ)[3年後期/5週間(必修)+1週間(選択)
企業における技術的課題を解決する過程において、各自が習得した工学知識の成果を問題解決に応用する。
大学院(修士課程/博士後期課程)にもインターンシップを導入。さらに高度な実習を行っています。[修士課程:選択/博士後期課程:必修]