豊田工大Release
第20回 ITSシンポジウム2022 ベストポスター賞を受賞 ~スマートビークル研究センター 秋田時彦 特任上級研究員~
2023.02.15
豊田工業大学 大学院工学研究科 秋田 時彦 特任上級研究員(スマートビークル研究センター)が「第20回 ITSシンポジウム2022 ベストポスター賞」を受賞しました。
国際連携活動や産学連携活動などを行うITS Japanが毎年主催するシンポジウムにおいて、ポスターや口頭発表?質疑を含む発表に対して審査が行われ、認識?センシングの対話セッションにて最優秀と評価され、第20回ITSシンポジウム2022 ベストポスター賞を受賞しました。
受賞論文の選定理由
高解像度ミリ波レーダによる駐車シーンの復元
秋田時彦(豊田工業大学), 赤峰悠介, 近藤勝彦(株式会社SOKEN)
本研究は、ミリ波を利用した駐車時の周辺物体の形状推定?分類手法を提案している。深層学習により蓄積反射マップから自車の周辺環境の物体を推定した際の精度評価を行い、ソナーや画像センサだけでは困難な状況においても有効な形状推定ができており、車両?自転車?タイヤ止めなどの詳細な物体認識?分類までも実用に耐えうる精度であることを示した。自動運転の周辺環境センシングにおける有効な利用が期待できる点に加え、それを精度良く実現する深層学習の構築におけるアノテーションの努力も高く評価できるため、ベストポスター賞にふさわしい研究であると判定された。